アンティークガラスの魅力
「新しいガラスとどこが違うの?」お客様よりよくいただく質問にアンティークガラスの製法や新しいガラスとの比較を通してお答えします。
アンティークガラスとは現在は手法を表す言葉で、元々の語源は機械でガラスが製造される以前の、円筒法と呼ばれた職人の手作業による板ガラスの製造法からきています。
円筒法とは、鉄パイプの先に溶かしたガラスの原料を付着させ遠心力を使いながら息を吹き込み、長さ1.5メートルまで膨らませた筒状のガラスの両端をカッ トし、ロール状にしたものを縦にカットして金属の板を敷いた炉の中で熱して平らなガラスに仕上げる工法で、一枚一枚手作業で作られるのでたいへん高価なガ ラスです。
円筒法で作られたアンティークガラスには特有の気泡やシワがあります。手作業による製造工程で出来る物で、職人の手加減でガラスの表情が変わるので「職人 の指紋」などとも呼ばれています。同じものが一つと無いその気泡やシワが光を受け、柔らかな大変美しい陰影が生まれるのです。それがアンティークガラスの 魅力なのです。
現代のガラスとアンティークガラスを並べた写真です。左側が現代のガラス、右側がアンティークガラスです。
こちらは現在作られているアンティーク調のガラスです。気泡やシワをわざと入れることで、風合いを出しています。
「職人の指紋」とも呼ばれているアンティークガラス特有の気泡・シワの画像です
ガラスのシワは一見すると割れのように見えることがありますが、ガラスのシワ部分の両面を爪で引っ掻いてみて片面だけ引っ掛かるようであればシワですのでご使用の際に支障はありません。両面爪が引っ掛かるようであれば割れの可能性がありますので当店までご連絡下さい。
発送時にチェックしておりますが、運搬中に割れる可能性もあります。保険の関係上商品が到着しましたらすぐに開封し、商品の状態をご確認ください。